コンピューター象棋の解説記事、書籍を見つけた

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本サイトにはブラウザで対局できる象棋を設置しています(象棋小巫师(XQwlight) – ず's 象棋)。これは、Javascriptで書かれたオープンソースの中国象棋ソフトを使っています(象棋小巫师)。


象棋小巫师(xqwlight)の解説サイト

この象棋小巫师の解説サイトがありました。中国語ですが、翻訳ソフト経由でも意味はわかると思います。将棋やチェスソフトの概要を知らないと少々難しいかもしれませんが、わかりやすい解説です。



多くの将棋やチェスのソフトと異なり、象棋小巫师は駒の点数を持っていません。代わりに駒はその位置を元に点数付けされます。将棋ソフトでも玉と駒の関係を元に点数付けしますが、それを大胆に簡略化しています。

師・将が九宮から出ることがなく、終盤まで将が動くことが少ないからできる簡略化ですね。人間が指す時も、この点数を意識しながら考えれば強くなれそうです。


コンピュータ象棋の本

先の解説サイトで書籍「C/C++中国象棋程序入门与提高」が紹介されていました。2009年5月出版。百度百科の目次を見る限りでは、良書のように思えます。35元(約530円)は安すぎる。電子版なのかな。taobaoだと168元〜25元までバラバラの値段がついています。ちなみに2009年は将棋ソフトのBonanzaのソースコードが公開された年です。

αβ探索、置換表、Killer、PVSなど出版当時に良く知られていた技法が掲載されています。この後に機械学習が進化したのですが、そこは触れられていないようです(出版年を考えれば当然か)。

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