[書評] 大师教你学象棋(升级版)を購入

2018/12/14書籍

2018年12月9日(日)に那覇市久米で第12回琉球象棋大会が開催されました。私も初心者の部で参加しました。大会前に少しは勉強しようと思い、初心者向けの問題のある本を購入。輸入するのは面倒なので、Amazonの電子書籍から選んでみました。

(アマゾンではEnglish Editionと表示されていますが、中文(簡体字)です)

書名の意味と目次

書名の「大师教你学象棋」は「大师(マスター)が教える象棋」という意味らしいです。升级版は改定版(Upgraded version)。改定版がでるぐらいなので、良く売れた本なのでしょう。

目次は下記の通り。カッコ内は私による。

第一章 基础知识 (基礎知識)
第二章 简易残局 (簡単な終盤)
第一节 简明平局 (簡単な引き分け)
第二节 “困毙”胜局 (相手を動けなくして勝つ)
第三节 “将死”胜局 (相手を詰ませて勝つ)
第三章 基本杀法 (基本的な勝ち方)
第四章 开局初步 (序盤の初歩)
第五章 中局战术 (中盤戦術)
第六章 实用残局 (実用終盤)
第七章 精彩棋局欣赏 (名局を鑑賞)

中国語について

本書は中国語(簡体字)で書かれています。中国語できない私でも問題解くことはできるようになりました。盤面と棋譜さえ読めれば、問題を解いたり答えを確認できます。

盤面は帅(師)・马(馬)・车(車)の駒がわかればOK。棋譜で難しいのは紅胜(赤勝ち)、进(進)でしょうか。

感想

まだ第3章を読んでいる途中なのですが、感想を書いておきます。

第1章は象棋の基礎知識(駒の動かし方など)ですので、既に対局できる方は読み飛ばして構わないです。まだルールを覚えてない方は日本語で書かれた「はじめての象棋」を読んだ方が良い。1章5節の棋子的价値に各駒の価値・評価が書かれているので、そこだけは読んだ方がいいかも。

第2章は簡単な残局。第2節の“困毙”胜局は勉強になりました。象棋では相手の駒が動かせなくなっても勝ちなのですが、日本将棋では発生しない状況なので、将棋から入った私のようなプレイヤーはこの概念が頭にありません。ルールとして知ってはいるけど、それを念頭に指し進めるのが難しい。この節は“困毙”になる問題を12問載せていて、解いていくうちになんとなく“困毙”がわかるような気になります。問題数が少ないので、他にも困毙問題が欲しいところです。

以下、読み次第追記します。

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