象棋と将棋・チェスの違い

2017/05/25読み物

象棋の勉強をして気づいたことをメモしておきます。日本将棋はそれなりに勉強しましたが、チェスは勉強を初めてまだ1ヶ月ぐらい、象棋は勉強を始めたばかりです。

馬と砲の動きが難しい

馬はチェスの Knight と同じ動きなのですが、移動途中の駒で邪魔されるのが面白い。チェスの Knight は必ず行った先から戻れるのですが、象棋の馬は戻れないことがあります。
終盤で相手の将を詰めるときに、馬が戻れなくて困ったり。

(図を作ってから気がついたのですが、この位置に赤の仕が居るのは変ですね……兵のつもりでした)

砲は途中の駒を飛び越えられるのですが、飛び越える駒が相手の駒の場合は、それが移動すると飛び越え動作が変わってしまいます。

(照将(王手)を外すには、将が動く以外に士が動いても良い)

王不見王が強力

象棋では玉が直接向かい合ってはいけません(王不見王(ワンブージェンワン))。向かい合うように動かした方が負けになります。

駒が少なくなってくると王不見王の形になりやすく、将が将棋の香車のように使えます。
縦一列をこちらの将で塞いで、他方から挟み撃ちにするのが終盤のセオリーっぽいです。

駒の力

チェスには強力な駒が多く駒損が大きく響く、将棋は持ち駒が打てるので終盤は多少の駒損は問題にならない。
チェスは足の早い駒が多いのだが、将棋の金駒は足が遅い代わりに接近戦に強い。

象棋は両者の中間ぐらいでしょうか。車は強力ですが2個しかなく、砲や馬は癖がありますし、象は敵陣に行けません。攻め駒が少ないように思います。
兵が成る(と表現していいのだろうか)と横にも動けるのですが、将棋の金駒ほど強くはありません。

将が宮殿から出られないので、接近戦に弱い駒でもなんとかなるのが面白い。うまくバランスが取れています。

続き: 詰象棋が難しく感じる理由

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