Wukong Xiangqi(悟空象棋)で遊んでみた(1)- ブラウザ対局

悟空象棋

囲碁界はAIを使った囲碁プログラムが増えています。これらのアプリは操作性も良く、AIを使った囲碁学習の敷居が下がったように思われます。

私は象棋では対局に象棋巫师(XQWizard)、棋譜の検討に象棋演播室(XQStudio)を使っているのですが、象棋界でも新しいプログラムがないかちょっと調べてみたところ、Wukong Xiangqiを見つけました。Wukongは最遊記にでてくる悟空のようです。悟空象棋かな?

Wukong Xiangqiとは

Wukong Xiangq は現代的なプログラミング環境(javascript+npm)で開発された象棋ソフトウェア群です。機能豊富です。作者は Maksim Korzh (aka Code Monkey King) さん。

ブラウザ上での対局・残局があり、PCにインストールして遊ぶこともできます。プログラム・ライブラリは公開されていて、再利用が可能です(MIT License)。
これは凄いことです。象棋ソフトウェアの開発が楽になるので、より強い・使いやすいソフトウェアの出現が期待されます。


ブラウザで対局してみる



とりあえず、今回はブラウザ版の象棋で対局してみます。スマホでも遊べます。

wukong-xiangqiから、Play onlineをクリックします。



左下の悟空を押すとレベルが選べます。デフォルトは孫悟空ですが、初心者には強すぎるので、もっとレベルを下げた方が楽しめると思います。最初はレベル2からが良いと思います。

キャラクターを選んでレベル選択します。



Bai Huaは子猫の名前でしょうか? 確かに弱いです。猫だから盤を崩さないだけでも上出来かも。

キャラクターを選択すると、下に解説が表示されます。



レベル選択以外のメニューは New:新規対局、Move:コンピュータに考えさせる、Undo:待った、Flip:盤面反転 です。黒を持ちたい場合は、盤面反転してMoveを押します。

右下には対局以外の機能のメニューがあります。棋譜のダウンロード形式はPGNですが、駒名は英語になっています (PGNについては、象棋の棋譜ファイルフォーマット | ず’s 象棋を参照ください)。



勝負が決まると mate と表示されます。勝っても派手な音楽が鳴ったりはしません。少し寂しい。


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