象棋振り返り用ソフト(象棋桥3.0β4と象棋演播室1.63)

2017/09/26象棋桥(CCBridge), 象棋演播室(XQStudio)

天天象棋で遊んでみた(残局編)」のコメント欄で教えていただいた動画を見ていたら、対局の振り返りに見慣れないソフトが使われていました。調べてみると、象棋桥(CCBridge)というソフトのようです。同じ用途の象棋演播室(XQStudio)よりも機能豊富なようです。


機能比較

象棋演播室と同じく、Locale Emulatorを使って中国語簡体字環境で起動します(直接起動すると文字化けします)。

象棋演播室と異なり直接日本語が入力できます。象棋演播室はコピペすれば日本語が入るのですが、直接入力すると文字化けします。




FEN/盤面画像/盤面文字を生成できます。盤面画像は象棋演播室よりも大きなサイズで生成されるので、ブログに貼るには使いやすいと思います。




その他にも機能は山のようにあるようですが、中国語が読めないと難しい……

英文とベトナム語のマニュアルがあるので、これを見れば概要は掴めるかな?

不安材料

象棋桥は2009年ごろに出た3.0β4を最後に開発が止まっているようで、それよりも新しいバージョンが見つかりません。実は他の象棋ソフトも同様な状況にあり、象棋演播室も2008年ごろの1.63が最後のようです。対局ソフトの象棋巫师と象棋旋风は2017年現在も開発されているようです。

中国社会全体がスマホ指向になっていることもあり、スマホ用の象棋ソフトは多々開発されていますがWindows用ソフトはかなり手薄になっているように感じます。現在はまだ動作するから良いのですが、将来のWindowsバージョンアップで動かなくなる可能性があるのが心配。

幸い、象棋演播室(XQStudio)はソースコードが公開されていますので、将来も使えるかもしれません。私が日本語環境でも動作するように修正した版を下記に置いておきます。EXEファイル実行時に署名がないと怒られるので、気になる方はソースコードからコンパイルして使ってください。

追記: 上記日本語版についての質問などは象棋演播室(XQStudio)日本語環境、Delphi10.2版の記事コメントでお願いします。