残局難しい(2) – 双玉問題
前に「残局難しい(1)」という記事を書いたのですが、難しい理由を1つ思いつきました。
象棋の終局は将棋でいう「双玉詰将棋」だから難しいのではないでしょうか?
詰将棋の双玉問題
ほとんどの詰将棋では攻める側の玉は配置されていません。受け方の玉だけ。
双方の玉が配置された問題は双玉詰将棋として特別に扱われています。
双玉詰将棋は通常の詰将棋に比べて、逆王手で自玉が取られる可能性に注意する必要があり、難易度が格段に増しています。大昔、路上で行われていた大道詰将棋も双玉のひっかけ問題が多く出題されていたそうです。
象棋の残局は双玉問題ばかり
象棋では
また、詰将棋と異なり攻め方の帥が詰めろになっている問題も多く、詰めろ逃れをかけつつ相手を寄せる必要があります。将棋ではかなり高度な終盤問題になります。
詰将棋≠残局
結局、残局問題は将棋で言う「詰めろ逃れが必要な終盤問題」であることが多く、それは当然難しいわけです。詰将棋だと思っているから異常に難しく感じたわけだ。
普通に探すと難しい問題しかないんだけど、どう探したらいいんだろ。困った。
ディスカッション
コメント一覧
うどんさん、はじめまして。回答の進行で大筋あっていると思いますが、
1. 前車進五 将5進1
2. 後車進六 将5進1
3. 前車平五 将5平6
4. 車五平四 将6平5
のところで、5筋に車がいなくて車五退一できませんでした。
私も象棋は始めたばかりですので、色々とわからないことだらけです。
こちらこそよろしくお願いいたします。
はじめまして^^
いつも、ず@沖縄様のブログを楽しく拝見させていただいております。
残局の難しさの理由が分かる、素晴らしい記事で大変勉強になりました。
最後の問題の解答を自分なりに考えてみたのですが…
車六進五 将5進1
車六進六 将5進1
車六平五 将5平6
車五平四 将6平5
車五退一 将5退1
車四退一 まで
でいかがでしょうか?
これからも楽しいブログを楽しみにしています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。